こんにちは、ETCの鈴木です。
日曜日の日経新聞に「全日空、投資最高に」という記事が出ていました。
全日空は系列ホテルなどを売却し、それで得た資金を主力業務である航空機運航に集中するのだと思われます。
「資産の集中投下」
これはとても大事なことです。しかも我々のような資本が少ないところはなおさらです。
資産を分散して投資してもライバルには勝てません。
例えば、あなたが100万円の資産、そしてあなたのライバルが80万円の資産を持っているとします。
あなたは100万円の資産を50万円ずつ二つに分けて投資するとします。
あなたのライバルは80万円を一つのことに資産を使うとします。
当然あなたはライバルが80万円投資した分野では、厳しい戦いになるでしょう。
あなたは50万円しか投資していません。
ランチェスターの法則をご存じでしょうか?
詳しいことは文字数の関係上書けませんが、弱者は力を1点に集中させ、そこの領域で勝っていきましょうということです。
全日空といえども、世界の航空業界から見ると小さいほうなのでしょうか?
鈴木はよく分かりませんが、それでも資産の集中投下は効果があります。
ちなみに資産とはお金だけを指すわけではありません。
お金は当然として、いままでの経験、専門的な知識、顧客名簿、立地、人材、提携先の能力など、色々なものがあなたの資産になるのです。
資産の集中以外にも、「患者さんを絞る」というターゲットの集中も同じことです。
あっちこっちではなく、「○○な人」とターゲットを絞ると、○○な人は、そこに行くことになります。
しかし多くの人はこれを知っていても出来ません。
なぜできないのでしょうか?
それは、恐怖感です。
当然ですが、資本を集中すれば外れた時は大変なことになります。
分散しておけば、ひとつは外れても、もう一つは生き残るかもしれないと思ってしまいます。
「しかし、資産を分散していたら勝てない」
まさにジレンマですね。笑
どうしたら資産を集中させることができるのか?
それはきちんと戦略を立てることが大事です。
その場しのぎではなく、戦略を見据えて次の一手を打つ。
多くの人は、その場しのぎで行動してしまいます。
目の前の現象に踊らされることなく、戦略を見据えることが重要なのですね。
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