こんにちは、ETCの鈴木です。
今回は久々に症例報告です。
先日、スタッフから「この患者さん、次回は院長にみて欲しいんですが…」と言われました。
出されたカルテを見ながら報告を聞くと、事故による下顎骨筋突起部の骨折後、骨は付いたが口があまり開かない状態。
そして顎の痛みと舌痛があり、それが全身に影響し、肩こり、背中の痛み、全身のダルさがあるちいうことです。
4〜5回の施術後、全身の症状は改善してきましたが、下顎の痛みと開口不全と舌痛が取れないということです。
筋突起の骨折はかなりレアなケースですよね。
あなたの患者さんでこのような方はいましたか??
鈴木ははじめてでした。
まぇ、どんな施術をするか大体の予想は出来ますが。
数日後、その患者さん見ると…
下顎は2横指も開かない状態。
舌を出すように言っても、全然舌が出ない。
喋り方もモゴモゴと喋り、舌が回っていないのが予想されます。
おそらく骨折後、骨が癒合するまでの間、出来るだけ使わないようにしていたので、筋の短縮や癒着がひどくなったのでしょう。更にアゴを動かさないようにしていたので、舌も動かさなかったと思います。
このような場合、下顎や舌を動かす筋が萎縮していると思われます。
ざっと羅列すると、
側頭筋・咬筋・内側翼突筋・などの噛む筋肉、
口腔内圧を調整する頬筋、
そして舌に関する筋肉の舌筋・オトガイ舌筋・茎突舌筋などのなど。
それらの筋肉を緩めるだけで、症状はかなり改善していきます。
そして秘密のスペシャルテクニック(知りたい方は治療家養成塾に参加して下さい。笑)を施すと、「何年かぶりに舌が出せてアゴが開いた」と患者さんは喜んでいました。
骨折後の萎縮は、当然ですがアゴにもおこるんですね。
余談ですが、顎関節が悪い方は自律神経も狂いやすく、自律神経失調症などになりやすくなります。その患者さんも軽い不眠症になっていました。
顎関節の悪い患者さんには、自律神経失調症の施術を行うこともあり、
自律神経失調症の患者さんには、顎関節の検査を行うこともよくあります。
「繁盛する治療院経営 と症例報告」をいつもお読みいただきありがとうございます。
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