こんにちは、ETCの鈴木です。
最近、「すぐに出来るようななれる秘訣」なるものが多い…。
・すぐにプロの技をマスターできる
・●●時間で瞑想域に入る方法がある
・○○日で▽▽出来る
こんなものばっかりだなあと思っていたら、とある飲み屋でインテリ外人と出会った。
あちらが話しかけてきて、いくつか言葉を交わしたのです。
その後、彼が何の仕事をやっているのかと聞かれたので「カイロプラクティックをやっている」と答える。
すると彼は「背骨を治すやつね」と言ってきた。
「まぁ、そんなもんです。あなたの何をやってるんですか?」
と聞くと、どうやら大学で何かを教えているらしい。
何を教えていたかは忘れてしまいました。笑
ところで彼が「自分の背骨はどうだ」と聞いてきたので、見たまんま「悪い」と答えた。笑
何所が悪いか聞くので、「まず姿勢が悪い」と答えた。
どうすればいいのかと聞いてきたので、お互い座ったまま、私は彼の姿勢を手で治していった。
「もっと顎を引いて、
首の後ろを伸ばして、
胸を張って…
もっと肩の力を抜いて…
そう、そして骨盤をもっと立てて…
状態を前に持ってきて…
というように姿勢指導。
数分後、彼の姿勢はましな姿勢になった。
「とりあえずそんなもんだね」と私が言うと、彼はおもむろに腕で何かを図るように、ポーズを決めた。
字に出来ないぐらい奇妙のポーズ。
すると「この状態の姿勢はいい?」と聞いてくる。
「まぁ、いい感じね」と答えると彼はこう言った。
「これをこうして、
ここをこう持って、
アゴをこの腕に付ければ、
姿勢は完璧だ。
僕ならこの方法で、30秒で相手に良い姿勢を教えられる。
君は今5〜6分かかったね。」
なるほど、どうやら彼は早く教えられる方が良いという価値観らしい。
最近この手が多い。
まさにノウハウだけしか考えていない。
すぐに出来ればいいという考え方だ。
私は彼に行った。
事故で手がなくなったら、どうやって良い姿勢を取るんだい?
立った時のいい姿勢はどうやって取るんだい。
姿勢は背骨で覚えるんですよ。
そうすれば手がなくなろうと、座ってようと、いつでもどこでもいい姿勢が取れるよ。
彼は納得していないらしい…笑
私は納得しない彼にこんな言葉を言った。
プロセスが短ければいいというものではない。
プロセスをたどることで、学んでいくものは実に多い。
短時間で得られることが必ずしもいいわけではないと思う。
これは技術習得にも当てはまるが、
もちろん経営にも当てはまる。
時間をかけて学ぶということが
経営にも求められる。
簡単の成功は、後で大きな失敗を招くものです。
今、何をするのかは戦略を持ってじっくり考えなければなりません。
簡単にキャッチフレーズだけをいじればいいということではありません。
でもどうやって戦略を考えたらいいの?と思う方。
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