効率化
こんにちは、ETCの鈴木です。
いつもアクセスありがとうございます。
先日、テレビで養老孟司先生を出演していて、
「最近の子供は脳の発達が遅い」といっていました。
原因は「ものごとのプロセス」が分からないことだと言っていました。
まったく同感ですよね。
最近の子は、焚き火をしてても、火が消えそうになっても薪をくべないそうです。
なぜなら、ガスレンジやヒーターの火は、ほっといてもいつまでも点いてるから…。
「消す」スイッチを押さないと消えないから、焚き火もそうだと思ってるらしいです。
「なんで火がついているか?」とは考えない子供が多いらしいですね。
世の中、効率化が進むので、逆に脳はドンドン衰えています。
そして…
効率的なことを進めると必ず非効率的なことが起きます。
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現在はなんいでしょう?。笑
ご協力ありがとうございました。
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さてお話の続きです。
効率的なことを進めると、必ず非効率的なことが起きます。
その典型的な例はカエルです。
カエルはハエさえも舌で捕らえられるよう、
小さく黒く動きのあるものには、ものすごい速さで反応できるようになっています。
その方が餌をとるのに効率がいいからです。
しかし、この効率の良さをカエルは手に入れたために、
逆にハエの死骸のある箱の中では、餓死してしまう。
目の前にえさがいっぱい転がっているのに…
効率化を推し進めると、非効率のことが必ず起きるんですね。
効率化が進むと人も動物も考えることをしなくなります。
そして、ほとんどの物事を反射(生理的反射ではなく)で動くようになります。
これが現代社会の落とし穴であると思いました。
考えずに反射で動くということは、「物事を決め付ける」ということにもつながります。
鈴木は人に質問するときに気を付けていることがあります。
相手が目上の人の場合は…
「○○にした方がいいと思いますけど、どう思いますか?」
「○○にしようと思っていますが、他にいい方法がありますか?」
このように自分の考えを言ってから、目上の人の意見を聞きます。
そうすると、考える癖も付きますし、
目上の人が、自分がどのレベルなのかを把握できるので、教えてもらうのに分からないところから教えてもらえます。
逆に部下が質問してきた場合…
「どうしたらいいですか?」と聞いてきた場合には特に、
「どうしたらいいと思う?」
と答え、考えることを促します。
仕事に限らず、自分でやってしまったほうが早い場合が多々あります。
ただその場の効率ばかりを考えると、そのうち非効率的な事が起きます。
あなたが、事故や病気で倒れてしまったとき、
あなたの指示なしでは動けない人ばかりになり、
とても非効率的な状態になります。
特に師弟制度の強い我々の業界は、
この点を気を付けなければいけないなぁと思いました。
コメントありがとうございます。
そうですか、カイシン先生は物流の農産部門にいたのですか。
しかも責任ある立場ですとさぞや大変だったと思います。
新人教育に関しては痛いところですね。
健療施術院も事務スタッフなどはついつい、On the Job Trainingっていうやつになってしまいます。
言葉の響きはいいですが、単なるその場しのぎなんですよね。笑
それと、現場を知らない経営者はどうしても効率を求めがちです。
せめて現場を知るために「つなぎ役の人」の意見も取り入れるといいのですけどね。
大きい組織は大きい組織なりに、きっと大変なのでしょうね。